仕上塗材はレベル3建材とは限りません

仕上塗材の分析依頼をした場合、アスベスト含有建材の「材質の判定」がされていないと、レベル1の建材をレベル3として取り扱う危険があります。

仕上塗材は、長らく吹付石綿と同様に「レベル1建材」として扱われていましたが、2021年(令和3年)4月の大気汚染防止法改正以降、多くがレベル3の建材として取り扱いがされている状況にあります。

しかしながら、例外もございます。

法改正前の2020年(令和2年)11月30日に通達された【大気汚染防止法の一部を改正する法律の施行等について】では、下記の内容も記載がされていることをご存じでしょうか。

「ただし、 石綿含有吹付けパーライト及び石綿含有吹付けバーミキュライト(ひる石)について は、これまでと同様、「吹付け石綿」として扱うこととする。」

パーライトおよびバーミキュライトは内装材の仕上げとして施工されていることがあり、アスベスト含有だった場合には、レベル1の建材としての取り扱い(石綿事前調査結果報告書の吹付け材としての申告、除去時の飛散防止対策や作業前の申請等)が必要となります。

そのため、【過去に含有と判断された仕上塗材を、すべてレベル3建材として扱う】ことが危険な状況にありますが、多くの分析機関ではアスベストの含有・不含有の判定のみを行っているため、材質判定については結果報告を行っていません。

※パーライト・バーミキュライトについては、JIS A 6909の建築用仕上塗材においても、種類:吹付用軽量骨材仕上塗材と分類されています。

デイラボの分析では、建材の層別分析および材質判定を行っているため、吹付けパーライト、吹付けバーミキュライトの判定も行うことが可能です。

過去の分析結果をもとに改修・解体を検討される際にご懸念がございましたら、是非デイラボにお問い合わせください。

【材質判定】…デイラボでは、建材について層別に材質の判定を行います。

  例)天井材→スレート板・ケイカル板・石膏ボード

   外壁塗材→上塗材・主材・下地調整塗材・下地

  ※採取された検体の状態によっては、層構造の判定・材質判定が出来ない場合もございます。

【参考情報】

パーライト・バーミキュライトの施工例はこちら

  国土交通省 目で見るアスベスト建材

2021年(令和3年)4月からの大気汚染防止法が改正についてはこちら

  環境省 大気汚染防止法の一部を改正する法律の施行等について(環水大大発第 2011301 号)

2021年(令和3年)4月以前の仕上塗材の取り扱いについてはこちら

  環境省 石綿含有仕上塗材の除去等作業における石綿飛散防止対策について(環水大大発第 1705301 号)