アスベスト調査・除去工事・除去に伴う解体工事などアスベストに関するサービスや除去機材の販売などを行っている株式会社日本環境エンジニアリング。
創業120年を超える株式会社ノグチホールディングスのグループ会社であり、アスベストに関する事業だけではなく消臭・抗菌事業として、除菌・抗菌・消臭剤の販売等も行っています。アスベスト対応は長年培った知識や経験を基に、最新の法律に則った適切な対応をされておりました。
今回はその最前線で業務を担っていらっしゃる取締役の箕川様にお話を伺いました。
目次
「地球環境保全と美しい未来を創造する」

御社の事業概要をお聞かせください。
アスベスト調査や除去工事、その際に使用するアスベスト除去機材の販売などをメインで行っています。
弊社は株式会社ノグチホールディングスのグループ会社であり、手すりやスチールバーなどのビル建材の販売を行いビル建材事業を展開しているノグチマテリアル株式会社と併せて3社で事業を展開しています。
事業内容からして、アスベストに関する法改正後は会社での変化が特に大きかったのではないでしょうか?
そうですね。
レベル3建材が調査の対象となった際は、ご依頼が急増しましたね。依頼を下さる業界の幅も広がり、例えば、今までは全く行っていなかった空調会社はエアコン1つ交換するだけでも調査が必要となりましたからね。
来年からは、一部の工作物において工作物石綿事前調査者による調査が義務化されますし、今後は電気工事に携わる会社からのご依頼が増えてくるだろうと思っています。

貴社の幅広い事業において業務の割合はいかがでしょうか。
比率としては調査が最も多いです。検体数でいうと年間400~500検体程度調査を行っています。工事は小規模なものから大規模なものまで幅広く、合わせて年間で25~35件程度対応しています。機械販売に関しては積極的に行ってはいなく、お客様からご要望をいただいた際に販売しているのが現状です。
貴社の強みを教えてください。
まず、ご依頼があれば、全国どこでも伺います。
次に、弊社の除去工事は独自のウォータージェットを使用しており、水の量が少ない分圧力を上げているミストジェットなので、処理が楽で且つ最後まで綺麗に除去できる点が強みであり、確実に且つ効率的に行えます。
<ミストジェット>

報告書作成においても工夫があるとのことですが、具体的にどのような工夫をされているのですか。
そうですね。
工事のスケジュール(採取内容の打ち合わせ・計画作成・サンプリング・分析期間など)を記載した工程表と作業手順書も調査結果報告書と併せてお渡ししています。
調査結果報告書自体も工夫している部分が多くあるのですが、現場に実際に行っていない人でもわかるような資料を作成するように心掛けています。
<記載内容 具体例>
・法律に基づいてどのような調査を行ったか
・劣化状態(直ちに除去等の対処をしなくてはいけないかどうかの目安となる為)
・建材レベルごとの危険度
・石綿事前調査結果報告システムへ申請時のGビズ登録方法
・分析結果に基づいた注意点(お客様の理解度によっては、アスベストの種類の説明も加える)
・過去の分析結果がある場合は、その結果や建物の情報
・対応者の資格証の控え
・採取前、採取状況、採取後、補修後など作業時の写真
・メーカー発表資料 等
中でも特に、お客様からのご意見から写真の重要性が大きいことに気づきました。報告書の中身はお客様がわかりやすいように意見を反映していったというのが背景にございます。
また、適切な除去工事に繋がるように明確でわかりやすい報告書となるよう意識しています。

アスベスト対策について
アスベストに関する業務に携わるきっかけ等あったのでしょうか。
以前は、ゼネコンでの営業やメーカーでのコンサルタント業務を行っていました。この会社に入った当初は事業の基盤が出来ていない中で、アスベストに関する事業を展開してほしいといった代表からの課題がありました。
私自身も会社にいる従業員もアスベストへの知識が全く無い中で、元々法律への関心が強かった私はアスベストに関して深く調べ始め知識を積んでいきました。
事業として除去機材を販売するにあたって手続きをしたり、こつこつと調査業務も進めたことで、アスベストの法改正が行われる手前でようやく徐々に体制が整っていったというところです。
そうだったんですね。
一から体制を構築された箕川様から見て、近年のアスベスト対策はどういった点が問題だとお考えですか?
問題視しているのは、産業廃棄物の処分場が非常に足りない点ですね。
実際、処分場開発申請が毎月常にされている中で、許可が下りた瞬間利用者からの予約で埋まってしまう実態があります。このような状況下で、安易にみなし判定をしてしまい、その件数が多いと当然不必要な産業廃棄物が増えてしまいますよね。
なので、私はみなし判定をせず分析しましょうとお客様には案内するようにしています。
みなし判定せず分析を勧めることに対して、お客様のご理解はございますか?
難しいですよね。
弊社のお客様はお施主様ではなく、ほとんどが工事業者や不動産会社なので、お施主様へ説明が出来ないという方が多くいらっしゃいます。工事で無くしていくものに対して費用をかけたくないというお考えの方が基本的に多いので、説明すれば納得は勿論してくれるものの、なぜ除去や処分に費用をかけなくてはいけないのかというお話をいただくようです。

そのような場合はどのように対処されているんですか?
必要であれば私が直接伺います。
お相手が個人のお客様ですと特に厳しいことは承知してますし、私がその立場だとしても嫌ですし理解が難しいことはわかっています。
なので厚生労働省が提供しているパンフレットなどを用いて、法律に沿った正しい対応方法や必要な資金を出さなくてはいけない旨、直接伺って誠意をもって説明するようにしています。
選定の決め手
デイラボを見つけたきっかけは何だったのでしょうか?
元々は他の分析会社を利用しており、そこの営業担当の方と付き合いがあり信頼を持っていました。
その方がデイラボさんへ転職するとなり、その関係性を大事に考え切り替えることにしました。その方は当初飛び込みで来ていただいたことが印象的でしたし、当初利用していた分析会社に対して融通が利かない点への懸念や報告書の内容への疑義もあったため切り替えに至った次第です。
営業担当との信頼関係が伺えますね。
そうですね。
営業担当として挨拶に来るだけでなく彼は試料採取も自ら行ってくれますし、お互いで情報を交換し合い勉強になったことも多くあるので、この関係を今後も維持していきたいなと思っています。
また、いろんな業界とのお取引がある分、彼が受けた相談や依頼を弊社に下さることもあり、お互いで協力し合って成果物が出来たことも何回かございます。
すごくパワーがあり様々な引き出しを持っている方なので頼もしい営業担当だなと思いますし、そのおかげで何でも気軽に相談できます。
このように何かあったら相談できる会社にお任せしたいという気持ちも強いです。

デイラボ利用後の感想
デイラボの良さはどのような点だとお考えでしょうか。
営業所が近いことと、試料の持ち込みが出来る点は非常にありがたいですね。
例えば、木曜日の夕方に採取した試料は金曜日に発送すると月曜日に到着すると思うのですが、持ち込みが出来れば手渡しですぐに分析依頼出来ます。
仮に営業時間外だとしても受付ポストがあるので、そこへ投函すれば翌日には受け取っていただける分、郵送のタイムラグが無いです。
近いことに加えて、いつでも受け入れていただける点はありがたいなと思っています。
アスベスト分析試料の採取から送付までこれで完璧!―効率的に安全に
受付時間外におけるポストのご案内や投函時の注意点も含め、アスベスト分析を行うための試料採取時から梱包・送付までの流れや注意点を別記事にて説明しております。是非当記事も併せてご確認ください。
分析結果報告書の使用感はいかがでしょうか。
デイラボさんの報告書は独自様式で1枚で完結しているので、見やすくて使いやすいです。どの分析会社様もそれぞれ独自様式として工夫を凝らして作成していらっしゃると思うのですが、デイラボさんのは大きい文字で見出しがあったりとインパクトもあるので非常に見やすいです。
今後の取り組みや会社の展望について

調査をより効率よく出来るように、DX化を進めていきたいと思っています。現在は少し複雑で時間を要してしまっている現状があるので、より一層手間をかけずにお客様の要望に応えていきたいと考えています。
また、報告書に関しても法改正など新たな発表があればきちんと適用させ、漏れの無い報告書を作成し続けられるよう今後も取り組んでいきます。
最後に、仮に分析結果が含有であった場合はその先の除去等工事へも、誠意をもってきちんと対応していきます。環境とお客様の安全を保ち健康被害をもたらさないことを最優先に考え、適切に安全な方法で提案していきたいと思っています。
